【セミナーレポート】「新しい学びのPerspectiveセミナー」2019年秋!~WEBQU編~

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2019年春から全国7拠点で開催された「新しい”学び”のPerspectiveセミナー」。

秋にも東京・大阪・名古屋にて開催され、どのセミナーも満員御礼!沢山の教育関係者の方にご来場いただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

講師は春セミナーに引き続き、東京都で先進的にICTを活用した授業を実践した前原小学校 前校長の松田孝先生と、春の沖縄セミナーぶりにご登壇される早稲田大学教授 河村茂雄先生。

二人の視点から話される「学級経営」をサクッと読める文量に要約してレポートします。

まずは河村教授の講演から。


第1部 河村茂雄教授(早稲田大学教育・総合科学学術院 教授) 講演

『WEBQUを活用した学級集団づくりセミナー』

これからは学びのための学級集団


「20年前から変わらない生徒指導のための学級集団がある。
でもこれからは学びのための学級集団。」


河村教授が今回のセミナーで繰り返し語っていた言葉です。


「学級の状況がトラブルがなく安定している、というのは静かなだけ。相互作用が働かず学力は伸びないことが証明されている。それを安定しているから問題はない、と思ってしまっている先生が多い。」


学級づくりで先生に求められるものは、昔と今では変化していて、求められるレベルも各段に上がっている、とのこと。



学校経営のもとで学級経営がある


だからこそ、学級担任のみが試行錯誤して責任を負う体制は限界あり、管理職がもっと動かなければいけないと河村先生はおっしゃいます。


「組織単位の解決が必要、チーム学校として先生全員で共有していく意識を」


そこで、学級の状態を可視化し学校単位で状況が把握できるWEBQUが求められる。チーム学校を創る上で活躍をする優れものなのです。


「次の一手をどうするかの尺度がWEBQUにはある」


と河村先生はおっしゃいます。
20年間蓄積されたQUのデータからフィードバックするWEBQUは、紙と何が違うのでしょうか。



紙とWEBの違い


既に導入している学校も多いQUやhyper-QUといった紙ベースのものとWEBQUは一体何が違うのか、以下箇条書きでお伝えします。


  • 児童生徒のアンケート回答後、分析され回答が瞬時に出力される
  • QUはアンケート結果に応じた行動の示唆ができていなかったが、WEBQUは提案までしている
  • ルールとリレーション(=生徒指導)、安定度と活性度(=学習指導)の二軸で学級状態を捉えることで、例えば今まで安定しているけど学力が伸びていなかった学級を向上させる指針を与えてくれる
  • 学級の強みと弱みを徹底的に指摘!
  • SNSによるいじめ被害をキャッチ!
  • ハイリスク群の児童生徒を特定して抽出!


他にもWEBQUの優れた機能は沢山あるのですが割愛します。気になる方はこちらのWEBQUのマニュアルからご確認ください。



若い先生とベテラン先生のGAPを埋めるWEBQU


「今の若者(教師)は質問ができない→なんでも検索するから、聞くことがいけないことだと思っている。そんな質問への敷居が高い中でも若い先生が自分でアクセスできるのがWEBQU。」


そんなことしたら教員の能力が伸びなくなるぞ!とおっしゃる先生もいるそうですが、そこで河村教授は一言「でも最初はマニュアルがあったっていい」と。

「最初はマニュアルを見てなんでもスタートしていく、そして徐々に使わなくなければいい。」

「社会はこれから変わっていく、型にこだわっているのは古いルールは変わる。
来年から徹底的にこのような教育が始まっていく。」


今求められる学級集団のかたち、それをチームで創り上げていくことの重要性を語る河村先生の姿に会場もド集中の一時間でした。

そして次は実際にchromebookを使ってWEBQUを会場のみなさんで体験する時間へ。。



chromebookでWEBQUを体験!

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chromebookを初めて触る方もいらっしゃいましたが、タッチパネルなので感覚的に操作できます。

chromebookを起動しログインすると、自分のアカウントでログインした状態のまなびポケットが開きます。裏側でまなびポケットのSSO(シングルサインオン)機能が働き、chromebookにログインするだけでWEBQUなどの各コンテンツにログインができてしまいます。

先生用アカウントでWEBQUのアンケート結果を操作します。


生徒一覧から要支援群の生徒をソートできたり、ソートした生徒からワンクリックで個票を見られたりと、WEBQUは見たい情報がすぐに取り出せて非常に便利。

ポジティブチェックやネガティブチェックもマーカーされた状態で一覧化されていて、印刷もできる優れもの。

普段、アンケート結果のマーキング作業が大変だという先生方も多いとのこと。本来注力すべき生徒対応に時間を注げることが何よりの価値ではないでしょうか。



第2部 松田孝氏(小金井市立前原小学校 前校長  合同会社MAZDA Incredible Lab 代表)講演

『WEBQUの結果を活かすICT活用ー新しい事例検討と朝ノートの取り組み』


毎回まなびポケットTシャツとパーカーを来てご登壇いただいております松田先生。


松田先生は東京都の前原小学校にて、まなびポケットを活用し先進的にICTを活用した授業を実践されてきました。
その中で、以前活用していたQUからWEB版であるWEBQUに切り替え、学校経営と学級経営の支援をしてきました。

WEBQUを使ってみて、本当に何がよかったのか、これからの課題は?

最後にはアクティブラーニングの新たなトリガーについてもお話がありました。


WEBQUは確実な回答&回収、そして1/1000秒返却


なんといっても結果の返却スピードがWEBQUのメリット。

紙QUは2週間ほど返却に時間を要しましたが、比較すると12億倍の速さでWEBQUは返ってきます。


「今までは、返却までの遅さがいろんな問題を巻き起こしていた。」


と話す松田先生。アンケートを実施してから返却するまでの間に自殺をしてしまった児童生徒がいた話を聞き、改めていじめの問題の深刻さとWEBQUの返却スピードの重要性を感じました。


また、アンケート項目を先生が知っているか、という問いかけも。現場を知っている松田先生だからこその視点です。

「答えさせる項目ちゃんと先生が理解してる?この項目(いじめに関する内容)を聞くんだからちゃんとみてあげないと、これを回答させた後に何もしないなんてありえない。」



WEBQUはあくまでもツール


たくさんの利便性を兼ね備えたWEBQUですが、松田先生は

「だからといって活用できるわけではない!甘い!」と厳しいお言葉。


「WEBQUはアンケート結果がたくさんの情報になって返ってくる。

本当に活かすためには一人一人の先生が子供に向き合い、学校組織として対応していく必要がある。」


やはり学びのための学級集団には、組織としての対応が必要不可欠。これは河村先生も繰り返しおっしゃっていたことです。



プログラミングは学級集団作りに最適な学び


最後にアクティブラーニングについて、小金井市で実践しているプログラミング学習についてお話されました。


「まずはやってみよう、という個性を磨く協働学習はプログラミング学習!」

と言い切る松田先生。


その理由は、主要教科だとわからないことが恥ずかしい自分から聞けない子供たちがいること。一方で、プログラミングだと自発的に質問をするようになるそうです。わかるまで解こうとする。自分がこうしたい!だから教えてほしいという心理になる。


「プログラミングは新しい学びのトリガー」


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サクッとまとめるつもりがなかなかな長文になってしまいました。

それほど学級経営は奥が深く、WEBQUはまだ道半ばということなのかもしれません。

しかしながら、WEBQUが学びの場にとって価値あるコンテンツであることは間違いありません。


そんなWEBQUは、まなびポケットでのみ提供しているコンテンツです。

もしご興味ございましたら、お気軽に以下URLよりお問い合わせください。

https://manabipocket.ed-cl.com/contact/


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